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日々の雑記ノート

病気によって起こるもの・表現

不安障害って言う病気は

不安をそのまま「不安です」といえばすごくわかりやすいんだけど

全ての人がそうでもないので(それが不安障害の症状でもある?)

本当は不安で仕方がないのに、そう気づかないと

人間関係が拗れたり、事態がややこしくなったりするので

不安は不安として対処するのがもっともうまくいく、と書いてありました。

 

なので、これは私の病気のために

本からメモを抜粋しておきます。

 

●他人に過干渉になる

人にやり方をいろいろ指図したり「きっとうまくいかない」と足を引っ張ったりする行為。自分のやり方以外は「未知」なので不安になる。

だからいろいろ口を出してきたり、上から目線で指図をしているのは

その裏に「不安」があることを知っておくと、人間関係もスムーズにいく。

 

●イライラする

不安で落ち着かないから、ソワソワしたりイライラしたりする。

過干渉な人もイライラする人も、自分自身の不安には気づいていないことが多く

「自分をイライラさせる相手が悪い」と思ってることが多い。

 

●攻撃的になる・暴力をふるう

上記の構造がひどくなると相手に攻撃的になる。DVの加害者は自らの不安に向き合えない、あるいは怖いから、目の前の人を制圧することで安心を得ようとする。でもそれは束の間の「安心」なので、「もっと、もっと」と事態が悪化する。

暴力は振るわないにしても、常に相手に勝ってないと不安に耐えられないため、どんな理不尽なことを言ってでも絶対に負けないと言う、やたら好戦的な「ああ言えばこう言う」タイプによく見られる傾向。(あ、心当たりが、、、)

これらの人は、一般に、自らの不安を考えて見たこともない、と言う人が多いので、本当は不安なのではないかと指摘すると怒り出すであろう。

 

●確認行為が多い

「もし○○だったらどうしよう」という不安感を打ち消すために、何度も再確認しないと落ち着かなくなる。何度も手を洗ったり、鍵を何度もかけ直したりする行為が典型的。こういった確認行為に時間を取られて日常生活が支配されるのが「強迫性障害ということになる」

 

●仕事や決断が遅い

「もっとよくできるのではないか」「もっと良い考えがあるのではないか」

という不安から仕事を仕上げたり、何かを決めたりすることができなくなる。

そのような時は、目標を小さくして、不安も細分化してあげることが役立つ。

また決断が遅い人には、「とりあえずの決断」をしてもらうようにし、「本当の決断」はあとですれば良いから、とりあえずデータ収集ために仮の方向を決めて、あとで軌道修正しよう、という風にしてあげると、決断しやすくなります。

いずれも、不安の前に立ちすくんでしまっている人のハードルを下げるやり方です。

 

●原因不明の身体症状が出る

不安を不安として感じたり表現できないと、めまい、頭痛、胸の苦しさ、痺れ、といった身体症状に現れることがある。また、感情としての不安を自覚していても身体症状が同時に現れる人もいる。

 

●身体の症状を過剰に心配する

「自分は重病にかかっているのではないか」「このままひどくなって死ぬのではないか」と心配して繰り返し医療を求めたりする。このタイプは、健康への不安は自覚していることが多いが、「身体さえよくなれば不安はなくなる」と思い込んでおり、そもそも不安が身体症状に繋がったという視点は持っていない。

 

●薬・アルコール・食・自傷行為などに依存する

不安やうつから逃れようとして物質や、行為に依存する人も多い。不安障害の併存症には、これらが多い。

第一の病気が不安障害であり、その不安障害に対する「自己治療」の試み(アルコールで不安を解消しようとした・過食をして束の間の安心を得ようとした、など)が依存症に繋がったと考えられる、続発性の依存症がひどくなって初めて治療を受けることになるという人も少なくない。

 

●ひきこもり

いろいろタイプはありますが、不安のためにひきこもっている人も少なくありません。社会に出て人と接することの不安や、仕事についてやっていくことの不安を表現できる人もいますが、そうでない人もいます。口では「人に関心がない」「別に不安はない」「自分にあう仕事がないだけ」という場合も、実際は不安に向き合うのを恐れていることがあります。

こういう人に対して、「こんなにひきこもっていたら人生取り返しがつかなくなる」と、恐れを煽るアプローチをしてしまうと、ますます不安が燃え上がってひきこもりが激しくなるということもあるので注意が必要です。

なお、以上の人たちは、理由があって様々な表現型をとっているわけですから、「本当は不安なんでしょう」と直面化させることは必ずしもプラスになりません。不安を不安として認めて表現することすら不安なのだ、という構造を理解してあげることが必要です。

本人は認められないといっても、要は不安であるわけですから、不安を煽るようなことをすると言動はもっとひどくなりますし、安心にしか解決の道はないというのは、普通の不安と同じです。

 

以上。

 

私は強迫性障害以外は全部当てはまったわけです。

見事に!

過食で(&貧困なので栄養偏向)、イライラ、怒り、にゃーに暴言、自傷行為、顔面麻痺、吐き気、頭痛、不眠の身体症状、決断できない、仕事ができないのでひきこもり。全てが悪循環。

 

でも不安障害という病気だと今ではわかっているので、治療をして治すという決意はしています。

 

引用した本はこれ↓

正しく知る不安障害 ~不安を理解し怖れを手放す~ (ぐっと身近に人がわかる) 水島 広子 https://www.amazon.co.jp/dp/4774143502/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_Rvw2AbBYA6Y24 @amazonJPさんから