ぎこちない言葉のやりとりも悪くない
アドラーの心理学の本を読んで、ふと目に止まった。
これ、にゃーと私のことじゃない?
Q. 彼女に素直になれません。それでよく喧嘩をしてしまいます。どうしたら、素直に優しくできますか?
A. 優しくなれないというよりは、優しくならないでおこうと決心しているように見えます。優しくなれない理由ならいくらでも探し出せます。過去の恋愛でも自分の性格でも良いのです。
しかし、それは本当の理由ではありません。優しくしないでおこうと決めているのです。優しくすれば負けることになると思っているからなのです。
彼女の方に非があって彼女がそれについて一言も謝らないのに、彼女を許せば自分が負けになる、彼女は優しくしてくれないのにどうして自分だけが優しくしないといけないのかというようなことですが、負けてもいいではありませんか。
「ありがとう」と言いたいのに、素直になれず、喧嘩まで売ってしまいます。
喧嘩の理由は何でもいいのです。実際、喧嘩をし始めると、売り言葉に買い言葉になってしまい、最初は何がきっかけがあったかもしれないのに、それすらわからなくなってしまいます。
こんな二人は他の仕方では、自分たちがつながっているという感覚を持てないと思っているように見えます。
息子が5歳だったある日、私が何かのことで妻に大きな声を出したことがありました。その時、近くにいた息子が言いました。
「そんなに怒ったら、お母さんはお父さんのことを好きになってくれると思ってるんか。好きでなかったらどうするっていうの」
喧嘩がそこで終わったのはいうまでもありません。
せっかく一緒にいるのですから、天気が良ければ、外に散歩に出かけましょう。付き合っていた頃は、二人でどうやって遊ぼうかということばかり考えていなかったですか。付き合う前は、どうしたら、好きなあの人に振り向いてもらえるかということばかり考えていたはずです。
その時のことを思えば、今は夢のようです。そのことを言葉にしてみるのです。ぎこちない言葉のやりとりになりそうですが、それでいいではありませんか。
彼女と彼を入れ替えて引用しているけれど、こういう喧嘩って巷で本当に多いと思う。
私とにゃーもこれで3年会えない状態が続いている。
私とにゃーは関係も複雑なので、
「素直になれない」がもう何重もこじれて
これどうしようもないってくらい。
でも、もともとはどうだった?
出会えてよかった?ずっと一緒にいたい?
自分に改めて問いただす。
いろいろ、ごめん。