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日々の雑記ノート

2021年の振り返り

今年の大晦日、住んでいるところでは小雪がちらついた。

慌ただしく人々の行き交う中で、

「今年一年頑張ったね」と空からの

プレゼントのようでとても嬉しかった。

 

今年は、自分でも頑張ったという実感がある。

まず、2月には対人恐怖を克服するため

認知行動療法を集中して受けた。精神疾患は、これで治りました!というような

わかりやすい治療ではないのだけど

自分なりに困った症状が出た時に対応できるように

コーピングの種類を増やした感じ。

マインドフルネスも同じくますます生活の中に

馴染んできたように思う。

 

人間関係は、なかなかうまくいかない。

私には広く浅くの付き合いより

一人でも深く付き合える人がいればそれで十分なんだということが

わかった。

 

そして、春くらいから

心疾患の持病が悪化。本格的に、自分の体調管理をすることに。

行政がやっている、健康診断でメタボの結果になった人向けに

看護師からのサポートを受けてダイエットと病気の改善を図るというのに参加。

毎月一回看護師へ報告するというもの。結果は2キロ減。

血液検査の数値は、薬を飲んでいるのでコレステロールと高血圧は

改善はしたのだけど

中性脂肪値だけは、どうにも下がらなかった。

私は薬が合わないので食事と運動しかないのだけど

いまだに苦戦中。引き続きこれは頑張る。

 

そして、これが個人的には一番ショックだったこと。

秋に大きな病気が見つかったこと。

心臓だけではなく、もう一つ命に直結する持病が増えてしまった。

私は父親の体質をそのまま受け継いでしまったみたいだ。

最後は父と同じ死に方をするのだと思う。

薄々わかってはいたけれど

直視できていなかった、寿命。

限りある人生の時間ということに

いやでも向き合った一年だった。

生活保護というハンデで

手術を受けることの頼りなさや、病院、行政の冷たさを

身に染みて感じている。

 

そうそう、この12月で生活保護を受給してから四年が過ぎた。

長い長い長いトンネルにいる。

いまだに抜け出せない自分が不甲斐ない。

不動産会社からは立ち退きを迫られ

また悪夢のような物件探しをするのかと思うと涙が出てくる。

 

「病気と引っ越し」これは来年に持ち越し。

 

真っ暗な一年で

冒頭に書いた小雪が舞うギフトは

きっと神様が労ってくれたのだと思う。

 

そして命があることはありがたいと心から思う。